平成26年鬼怒川サケ資源有効利用調査結果報告

去る平成26年11月15日(土)に鬼怒川漁協管内では初となる、「鬼怒川サケ資源有効利用調査」を行いました。

当調査は、鬼怒川に回遊、遡上するサケ資源の状況把握とサケ資源の有効利用方策を検討するため、釣りによるサケの資源調査となります。

以下は実施結果です。

調査日:平成26年11月15日(土) 9:00〜14:00
調査人数:42名(ルアー35名、フライ7名、エサ4名)
調査区域:鬼怒川 田川放水路合流から下流700mの区間
調査対象:シロサケ
調査方法:釣ったシロサケの体長、体重、釣獲時間、オスメスの別、成熟・未成熟の別について、釣り上げた時点で計測
釣獲尾数:38尾(56p・1.2kg〜81p・6.2kg 平均69p・3.7kg)、オス17尾、メス21尾

・釣獲尾数の内訳は、38尾中50p台は2尾、60p台は16尾、70p台は19尾、80p台は1尾となりました。
 60p〜70pのシロサケが多く釣れ、80pを超えるサケも1尾釣上げられました。

・各大きさの平均体重は、50p台1.3kg、60p台2.6kg、70p台4.6kg、80p台6.2kgとなりました。
 大きさと重さは比例して大きくなります。最大と最小の差は、なんと5kgでした。

・時間帯別の釣果を見ると、水温と関係があるのか、午後がやや多い釣果となりました。

・今回の調査は、1人3尾までで釣り終了でした。3尾釣り上げた方は、6名(内ルアー4名、フライ1名、エサ1名)でした。2尾釣上げた方はルアー2人、1尾釣上げた方は16名(内ルアー13名、フライ1名、エサ2名)となり、釣果0は約半数の22名でした。
 また、1尾以上の釣果を得た人の割合を釣り方別で見ると、ルアー35人中54%の19名、フライ7名中29%の2名、エサ4名中75%の3名でした。割合的に見るとエサが有利、次いでルアー、フライとなりました。
 ルアーは10g以上のスプーンに赤系のタコベイトをフックに巻くと良いようです。フライでは、赤系の大きいフライがヒットしてました。エサ釣りは、一晩食紅に漬けたイカをエサにするほうが良いようでした。

・オスとメスの割合はオス45%、メス55%となりました。

調査結果資料をご覧ください

●46名で38尾の釣果を得られたのは、スタッフの予想を超えて、たいへん良い釣果でした。アンケートでは、来年もまたやりたいという方が9割を超えていたようです。来年も行えると良いですね。


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